江戸の製法で塩づくり

江戸の製法で塩づくり
2017/07/29

講師:吉良入浜式塩田保存会の皆さん
平成29年7月29日(土) 西尾市塩田体験館 吉良饗庭塩の里

塩の道の出発点

 三河湾に面した吉良町では室町時代から塩田が営まれていたらしく、江戸時代には吉良町の入浜式(いりはましき)塩田から産出された塩が、「饗庭塩(あいばじお)」として岡崎の八丁味噌に用いられたり、「塩の道」を経由して長野県伊那地方に運ばれたりして、にがりが少なくて良質だと珍重されていたそうです。敷地内には、復元塩田のほか、昭和40年ごろまで使用されていた塩焼小屋も移築されており、全国でもここでしか見ることができないそうです。塩田に砂や海水をまいて作る、昔ながらの製法での塩づくりを体験したほか、この地方での製塩の歴史などを学びました。

原田 悠良(2総1 若園中)